2020年02月28日 特集記事

5周年記念社員インタビュー 第1弾 デザイナー編

三代目板金屋5周年を記念して、社員インタビューシリーズを開催。

今回は第一弾として、デザイナーにお話を伺いました。

三代目板金屋5周年記念インタビューデザイナー編

 

山崎瑠璃 

・・・企画営業部 部長 兼 板金デザイナー・・・
「KANZASHI」をはじめとする商品群のデザイン、ブランドの企画・運営を手掛ける。

 

 

——— 始めに、三代目板金屋5周年、おめでとうございます。5周年を迎えて、今の率直な気持ちをお聞かせください。

 

山崎:もう5年も経ったんだなあ・・・という気持ちです。
5年前から今日まで、毎日毎日が新しい挑戦の連続。自分自身にとっても、ブランドにとっても、濃厚で、あっという間の5年間だったと感じます。

 

 

——— その5年間の中でもっとも印象的だったエピソードを聞かせてください。

 

山崎:一番印象的だったのは、2019年1月に静岡で初開催された、東京ガールズコレクションです。

まさか自分たちがそこに携わることができるとは夢にも思っていなかったので…
モデルさんたちがKANZASHIをつけてランウェイを歩いてくれたのは、この5年間の中でもすごく特別な1日でしたね。

 

 

東京ガールズコレクション

 

 

——— 東京ガールズコレクション!大舞台ですね。準備など忙しそう…

 

山崎:以前は和風なデザインが主で、お着物を着られる方たちからご好評をいただいていました。

ですが東京ガールズコレクションということで、若い世代のファッションにも合うかんざしを作りたいと思い、開催と同時に約20種の新商品を発表しました。
そのデザインや、スタイリストとの打ち合わせなど、今までにしたことのない経験ばかりで大変でしたね。

 

 

自分たちの手で創り上げる商品

 

 

——— デザイナーというお仕事ですが、普段どのようなことをされているのですか?

 

山崎:商品をデザインするのはもちろん、ONLINE SHOPの運営や、商品のカタログを作ったり、様々な仕事をしています。

 

 

——— そんなデザインのお仕事の中で、大切にしていることはありますか?

 

山崎:最初の頃は、自分の作りたいものを作る、という気持ちで商品をつくっていたのですが、
今は以前よりも、お客様が「どういうシーンで使ってくれるかな?」「どういう時に贈りたくなるかな?」とイメージしながら、デザインをするようにしています。

 

 

——— 三代目板金屋の商品はすべて自社で?

 

山崎:そうです。<職人とすごく近い距離感でデザインができる>それが私たちの強みだと思っています。
例えば「こういうデザインのもの作れるかな。」とか「一個だけすぐに作ってみたい。」という時にも、すぐに職人とやりとりをして、形にすることができます。
そしてデザインだけでなく、商品の製造や出荷、写真撮影なども自分たちで行っているんですよ。

 

 

モデル撮影 

 

——— 写真撮影まで自分たちで行うのですか?もしかしてモデルも・・・?

 

山崎:そうですね。(笑) モデルや撮影も自分たちで行っています。
お客様は「このかんざしを使って、どんな髪型ができるんだろう」ということを知りたいと思うので、自分たちが実際に使ってみて、たくさん提案していきたいですね。

 

 

切磋琢磨しながら進む道

 

 

——— 製造現場の職人さんともやりとりをされるということでしたが、大変な面もあるのではないですか?
山崎:一般的に職人っていうと、寡黙で「見て覚えろ」みたいな人を想像される方も多いと思うのですが、一緒に働く職人たちはすごく優しいです(笑)
ブランドを立ち上げた当初は、「何をやっているんだろう?」「そんなもの作っても売れないだろう」という思いが、内心あった人もいると思います。
ですがそれでも、私たちがこれを作りたい、という要望も快く受け入れて形にしてくれるので、関わりが大変だと思ったことはないですね。
現場の職人たち

 

 

——— そして、三代目板金屋チームはみなさん女性だそうで。

 

山崎:そうです。女性が中心となって動いていますが、全てが女性の力でできている訳ではありません。

ものづくりの世界は、もともとは男性が中心となってきたお仕事。今もまだまだそれが強く残っている会社も多いです。
ただ、これからはそれが変わっていくと思います。女性にも役割を与え、男性も女性も協力し、一緒にものづくりをしていくことを目指しています。

私たちの場合は、デザインや企画・営業を女性が中心となって行い、男性職人と打ち合わせを重ねながら商品を作っていく。女性も男性も両方いなければ成り立たないブランドです。

 

 

——— 女性の力と男性の力をうまく融合して、色々な商品を作っているんですね。一方で、女性のチーム、なんだか楽しそうですね!

 

山崎:楽しいですね。女性ばかりのチームというと、ギスギスしてるのかな?というイメージもあると思うんですけど、仲も良いですし、みんなすごく芯がしっかりとしています。

まだまだ今の時代、製造業界で女性が何かを成し遂げていくにはパワーが必要だと思いますし、
その中で生きている女性は個性がある人たちばかりで、とても楽しいです。

 

 

女性チーム

 

 

——— やるときはやる、楽しむときは楽しむという感じですか?

 

山崎:そうですね。ハロウィンに仮装して仕事をしたり、クリスマスにはサンタの帽子を被ったり・・・
イベントごとも盛り上がりますね。
みんなとても優秀なので、自分で考えて動くことができますし、三代目板金屋のことをとてもよく考えてくれていると思います。

 

 

未来にむけて

 

——— 今の三代目板金屋というブランドを一言で表すとどんなブランドだと思いますか?

 

一言で表すのは難しいですね・・・(笑)

商品だけではなく、私たちの働き方などすべて含めて、「今を生きる女性」のお手本になれるようなブランドになっていきたいなと思っています。

 

——— それでは最後に、この先10周年、15周年と将来に向かって挑戦してみたいことがあったら教えてください。

 

山崎:かんざしって江戸時代から使われているもので、日本の伝統文化というイメージがすごく強いと思います。そしてそれだけ長く愛されるものには理由がある。
そのかんざしを「古いもの」ではなくて、「新しいもの」「便利なもの」として、日本だけではなく世界に向けて、その魅力や文化を伝えていきたいですね。

 

——— ありがとうございました。

 

 

インタビュー

 

 

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